ふくちゃん
実際にテストしてみるとわかりますが、粘着テープ(両面テープ)を冷凍庫などで冷やすと粘着力がほぼなくなります。
固着した粘着テープ(両面テープ)を剥がすときに、ドライヤーなどで温める人が多いですが、実は冷却したほうが良いこともあります。
今回は、なぜ冷却すると粘着力が低下するのか、といった理由を詳しく紹介したいと思います。
冷凍庫で冷やすと粘着力が低下します
粘着テープ(両面テープ)は、冷凍庫で冷やすと粘着力が低下することがあります。実際に粘着テープを冷凍庫に入れてみると違いがわかると思います。
粘着力がなくなる温度は何度?
粘着テープの種類にもよりますが、0~-50℃付近まで温度を下げると粘着力がほぼなくなります。
なぜ温度が下がると粘着力が低下するのか?
温度が下がると粘着力が低下する理由を説明していきます。粘着テープは液体成分と固体成分の両方が相互作用することで、粘着力が発現します。温度が低下すると液状成分が固体になるので、粘着力が低下します。
上記のイメージは分かりやすくするために平面で表現されていますが、正確には平面ではなく立体構造になっていて、液体成分が固体成分の中に取り込まれている状態になっています。
最後に
粘着テープのメカニズムをイメージ図を用いて解説し、冷却された両面テープの粘着力が低下する理由を説明しました。
メカニズムを理解することで、固着した粘着テープを剥がす方法が見つかるのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。