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両面テープの剥がし方!コツがわかれば綺麗に剥がれます!角度と速度と温度が重要です。

接着技術
接着技術
この記事は約4分で読めます。
ふくちゃん
ふくちゃん

両面テープは、時間の経過とともに接着力が上がり、剥がすのが難しくなることがあります。

頑張って剥がしたけど、ベタベタした残留物が残ったりすることがあると思います。

正しい剥がし方やコツがわかれば綺麗に剥がれることがあるので、詳しく紹介していきます。

両面テープの粘着力は温度/角度/速度が大きく関係しています!

両面テープの粘着力を下げるには、温度と角度と速度が重要になります。

両面テープの粘着力と温度/角度/速度の関係を詳しく紹介していますので、必要に応じてご確認ください。

用途別におすすめの両面テープを紹介しています↓

まずきっかけを作ろう

まず両面テープに、きっかけを作ります。隙間にスクレーパーのような薄いものを入れて少しだけ剥がします。マイナスドライバーでも可能ですが、壁などの被着材に傷が付かないように注意してください。

両面テープが剥がれる時には3つのエラーモードがあります。

剥がしたい場所から剥がれるようにきっかけを作りましょう。

3つのモードについては下記の記事で詳しく紹介しています!

ゆっくり剥がしてみよう

きっかけができたら、作成したきっかけを起点に、ゆっくり剥がしてみましょう。

早く剥がすのと、ゆっくり剥がすのでは、剥がしやすさが異なります。

ゆっくり剥がした方が粘着力が弱くなるので、剥がしやすくなります。

できるだけゆっくり剥がしましょう!

剥がす角度も大切

剥がすときの角度によって粘着力が変わります。

真っ直ぐ垂直方向に剥がすよりも、なるべく角度をつけて剥がした方が粘着力が低くなるので、剥がしやすくなります。

できるだけ角度をつけてゆっくり剥がしましょう!

冷凍庫で冷やしてみよう!

対象物が冷凍庫に入る大きさの場合、冷凍庫(-20℃ぐらい)で4~5分ほど冷却すると簡単に剥がれ場合があります。

4~5分経ったら冷凍庫の中で剥がしてみましょう!

粘着材が固まって、簡単に剥がれることがあります。

ドライヤーで加熱しよう!

なかなか剥がれない場合は、ドライヤーで加熱すると剥がれやすくなります。

ドライヤーを使う場合、80℃以上に加熱する必要がありますので、火傷に注意してください。

軍手などの手袋を使いましょう!

コールドスプレーも効果的

ガチガチにくっ付いている場合は、コールドスプレーを使って冷やすことで、剥がれやすくなることがあります。

冷凍庫にも入らないし、ドライヤーも使えない(電源が近くにないなど)ときはコールドスプレーが効果的です。

きっかけを作った場所から冷やして、ゆっくり剥がしていきましょう!

それでも剥がれない場合は、釣り糸を使って剥がす

それでも剥がれない場合は、釣り糸を使って剥がします。

釣り糸を隙間に入れて剥がす方法がありますが、この時もゆっくり剥がしていくと剥がれやすくなります。

残留した接着剤のカス(糊)を除去する

スクレーパーを使って残留物を除去する

スクレーパーを使って残留した接着剤のカス(糊)を取り除きます。

この時もコールドスプレーを使うと綺麗に剥がれてくれます。

ドライヤーを使うと、ベタベタが強くなるので、剥がれにくくなります。

消しゴムで残留物を除去する

スクレーパーで取りきれなかった残留物を消しゴムで取り除きます。

このときは温めるとより取れやすくなるので、ドライヤーが効果的です。

必要に応じて仕上げに溶剤を使用する

これまでの過程で取りきれなかった残留物を除去する場合、溶剤を使用する必要があります。

溶剤は体に害があるものが多いので、害の少ないものを厳選して使う必要があります。

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