両面テープは、時間の経過とともに接着力が上がり、剥がすのが難しくなることがあります。
頑張って剥がしたけど、ベタベタした残留物が残ったりすることがあると思います。
正しい剥がし方やコツがわかれば綺麗に剥がれることがあるので、詳しく紹介していきます。
両面テープの粘着力は温度/角度/速度が大きく関係しています!
両面テープの粘着力を下げるには、温度と角度と速度が重要になります。
両面テープの粘着力と温度/角度/速度の関係を詳しく紹介していますので、必要に応じてご確認ください。
用途別におすすめの両面テープを紹介しています↓
まずきっかけを作ろう
まず両面テープに、きっかけを作ります。隙間にスクレーパーのような薄いものを入れて少しだけ剥がします。マイナスドライバーでも可能ですが、壁などの被着材に傷が付かないように注意してください。
両面テープが剥がれる時には3つのエラーモードがあります。
剥がしたい場所から剥がれるようにきっかけを作りましょう。
3つのモードについては下記の記事で詳しく紹介しています!
ゆっくり剥がしてみよう
きっかけができたら、作成したきっかけを起点に、ゆっくり剥がしてみましょう。
早く剥がすのと、ゆっくり剥がすのでは、剥がしやすさが異なります。
ゆっくり剥がした方が粘着力が弱くなるので、剥がしやすくなります。
できるだけゆっくり剥がしましょう!
剥がす角度も大切
剥がすときの角度によって粘着力が変わります。
真っ直ぐ垂直方向に剥がすよりも、なるべく角度をつけて剥がした方が粘着力が低くなるので、剥がしやすくなります。
できるだけ角度をつけてゆっくり剥がしましょう!
冷凍庫で冷やしてみよう!
対象物が冷凍庫に入る大きさの場合、冷凍庫(-20℃ぐらい)で4~5分ほど冷却すると簡単に剥がれ場合があります。
4~5分経ったら冷凍庫の中で剥がしてみましょう!
粘着材が固まって、簡単に剥がれることがあります。
ドライヤーで加熱しよう!
なかなか剥がれない場合は、ドライヤーで加熱すると剥がれやすくなります。
ドライヤーを使う場合、80℃以上に加熱する必要がありますので、火傷に注意してください。
軍手などの手袋を使いましょう!
コールドスプレーも効果的
ガチガチにくっ付いている場合は、コールドスプレーを使って冷やすことで、剥がれやすくなることがあります。
冷凍庫にも入らないし、ドライヤーも使えない(電源が近くにないなど)ときはコールドスプレーが効果的です。
きっかけを作った場所から冷やして、ゆっくり剥がしていきましょう!
それでも剥がれない場合は、釣り糸を使って剥がす
それでも剥がれない場合は、釣り糸を使って剥がします。
釣り糸を隙間に入れて剥がす方法がありますが、この時もゆっくり剥がしていくと剥がれやすくなります。
残留した接着剤のカス(糊)を除去する
スクレーパーを使って残留物を除去する
スクレーパーを使って残留した接着剤のカス(糊)を取り除きます。
この時もコールドスプレーを使うと綺麗に剥がれてくれます。
ドライヤーを使うと、ベタベタが強くなるので、剥がれにくくなります。
消しゴムで残留物を除去する
スクレーパーで取りきれなかった残留物を消しゴムで取り除きます。
このときは温めるとより取れやすくなるので、ドライヤーが効果的です。
必要に応じて仕上げに溶剤を使用する
これまでの過程で取りきれなかった残留物を除去する場合、溶剤を使用する必要があります。
溶剤は体に害があるものが多いので、害の少ないものを厳選して使う必要があります。
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